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海外旅行で損をしないための“得する”両替術 [なるほど]

8月は夏休みで海外旅行に行く人が増えます。今年は特に昨年と比べても多くの人が旅行すると予想されています。日本旅行の予測では40%も旅行者が増加するとテレビのニュースで報じてました。

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海外旅行と言えば、一般的に両替がつきものです。国外に行くときは日本円を外国通貨に、帰国の際は外国通貨を日本円に変える必要が出てきます。最近では外貨で資産を運用している人も増えているので、保有する外国通貨の国へ行く場合は旅行時に両替しなくても口座から引きだすことで通貨を用意するケースもあります。でも、そのような人は少数派。圧倒的大多数は両替しているのが現状のようです。


そこで番組WBSでは、その両替について得するやり方を解説していました。個人的に備忘も兼ねてご紹介します。


両替と言えば、私の場合「いつ」「どこで」するのがお得なんだろうっと迷ったりすることもありますが、結局は行き当たりバッタリ。空港に着いて余裕があれば、空港で。バタバタ出国したら現地に到着してからといった具合でポリシーがありません。

そのような有様だから帰国後にポケットから現地のコインがジャリジャリと出来てたりして、処分に困ったりすることも。

あなたはいかがですか?似たような経験があると、ホッとします。(笑)

番組内で数人の旅行者にインタビューをしていましたが、さまざまでした。
○便利なので空港で両替している。(台湾への男性旅行者)
○基本に空港でするが、国によってはホテルの方が得だ。(台湾への女性旅行者)
○国内で両替していない。現地でするつもり。為替レートを見たときに台湾の方が円が高かった。(台湾への女性旅行者)
○もともと外貨は持っているので、為替レートはあまり気にしない。(中国への男性旅行者)
○空港の銀行で両替した。中国で替えるときは銀行で替える。人民元は偽物が多いから安全なところで替える。(中国への男性旅行者)

旅先が台湾と中国の2か所だけでしたが、旅慣れしている人のコメントは勉強になります。もっと他の地域の話も聞きたいですね。



1万円を両替する場合ということでWBSが調べた結果は次のように。(H28. 7/26時点)

1万円のお得な両替術.jpg

●日本と海外ではどちらがお得?

◇円をアメリカドルへ交換

ドル円のお得な両替術.jpg

・アメリカに行って銀行で円をドルに換えた場合:90ドル60セント
・日本の銀行で円をドルに換えた場合:92ドル
日本で両替した方が得


◇円を韓国ウォンへ交換

ウォンのお得な両替術.jpg

・日本の銀行で円をウォンに換えた場合:10万ウォン
・韓国の銀行で円をウォンに換えた場合:10万7000ウォン
韓国内で両替した方が得

■鉄則:『流通量が少ない通貨は、その国で両替』
つまり、世界的に流通量が少ない通貨はその国で両替した方がお得なケースが多い。
例えば、日本円の場合はUSドルに比べて流通量が少ないので日本で両替した方が得。
一方、韓国ウォンの場合は円にくらべて流通量が少ないので韓国で両替した方が得。

なぜ?

■理由:『通貨の調達にはコストがかかる』
流通量が少ない通貨を調達するためには輸送費や偽札の検査などもろもろのコスト負担が大きくなるのだそう。
その分が手数料として両替の際レートに反映されて高くなる傾向があると言います。


海外旅行イメージ.jpg

●どっちがお得?日本国内で1万円を両替する場合

「羽田空港」・「市中銀行」・「両替商」・「FX」の4業者を利用して1万円を両替するとしたら、7月26日14時時点のレートで比較した検証結果が次のとおりです。

・羽田空港→90ドル
・市中銀行→92ドル
・両替商→93ドル
・FX→96ドル

90ドルから96ドルと6ドルの差が出ました。

1万円を各々の窓口に持っていって両替を依頼すると、上記のような金額のドルを入手できるということです。つまり、金額が大きいほどお得ということだから、一番はFXを利用した方がたくさんドルに換算できることになります。

なぜ?

両替レートの決まり方に秘密があるということです。


【解説】レートはどのように決まる? 

交換レートの決まり方について簡単に説明します。
空港・銀行・両替商は10時の時点での市場レートを参考に、手数料を上乗せして取引レートを決めます。
例えば、10時の時点で1ドルが105円01銭だった場合。これに手数料として2~3%を加えて1ドル107~108円とします。このレートがその日の正午頃から両替窓口に反映される形です。

手数料は企業によって違いがあります。空港の場合は場所が便利なうえに、短時間で両替することから旅行者にとって大変利便性が良いため手数料が高めになるとか。


■鉄則:『一番お得なのはFX』

■理由:FXの場合、空港・銀行・両替商とは違って24時間絶えず為替の変動に合わせて両替レートを決めています。だから、逆に言うと上下の動きも激しくなることもあるので注意が要るようです。

■特徴:FXと言ってもまだまだ普遍的ではなくピンと来ないかもしれません。そこで、FXを利用する際の特徴を挙げてみました。

①口座開設が必要:
取引するにあたり口座を開設しなくてはいけません。

②外貨が届くまで要時間:
両替した外貨が手元に届くまで時間がかかります。

③510日は高め:
「ごとおび」という言葉を耳したことがあるかもしれませんが、従来より商売をする者の間では5・10の付く日を決済日とする商習慣があります。マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリストによると、企業が貿易取引の決済日として510日にしていることが多いため、支払いに使うドルが足りない時は円を売って不足分のドルを買うことで円安ドル高が進みやすくなるのだとか。510日は国内のドル需要が高まりやすくなり両替レートが少し高めになりやすいと言います。例えば、5日の場合は、5日の午後から翌日6日の午前中まで両替レートが高くなりやすく、この時間帯で両替するのは損をする可能性があるようです。両替レートは他にも政府や中央銀行、それに海外の政治経済情勢などによっても影響されるので注意が必要です。(マネーパートナーズ)


両替に関して取り上げましたが、色々と仕組みを知るとなるほどと勉強になります。

ここで書いたことは、情勢の変化によって内容が変わる恐れがあります。ですので最新の情報をもとに自己責任で判断してください。


それでは、よい旅を。

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